アニメージュとジブリ展、開幕 親子ら熱心に鑑賞 石巻市複合文化施設
日本初のアニメ専門月刊誌「アニメージュ」とスタジオジブリ誕生の軌跡を伝える「アニメージュとジブリ展みやぎ石巻展」が19日、石巻市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で開幕した。9月12日まで。
発刊から同誌編集に当たった鈴木敏夫氏が、その後に誕生したスタジオジブリのプロデューサーとして手腕を発揮した「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」のセル画をはじめ、貴重な200点以上の資料が展示されている。
最初の入場者となったのは名古屋市の水谷麻里さん(44)と長女妃那(ひな)さん(24)親子。「アニメの歴史と変遷が分かる興味深い資料ばかりで感動した。多くの人が訪れ、東日本大震災で被災した石巻の元気につながってほしい」と願った。
開場式には「風の谷のナウシカ」でナウシカ役を務めた声優の島本須美さんも出席。当時の思い出を披露しながら「親子で存分に楽しんでほしい」と呼び掛けた。石巻市稲井中吹奏楽部が天空の城ラピュタなどの曲をメドレーで演奏し、彩りを添えた。
河北新報社、石巻市、街づくりまんぼう、宮城テレビ放送などでつくる実行委員会が主催、三陸河北新報社が共催する。