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読者の思いライトアップ RAF・エピソード募集

「光の贈り物」ライトアップのイメージ
高橋匡太さん

 現代アートと音楽、食の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)2021-22」の夏会期中(8月11日~9月26日)、石巻市中瀬の石ノ森萬画館の白い外壁が読者の「思い」が込められた「色」でライトアップされる。

 美術家高橋匡太さんの作品「光の贈り物」として期間中、毎日色を変えて実施される。三陸河北新報社はRAF事務局とコラボレーションし、読者から色とエピソードを募集し、当日のライトアップカラーとエピソードを紙面で紹介する。

 東日本大震災から10年。募集するのは、石巻に住み続けた人、離れた人、移住してきた人など、それぞれの「わたし」から「今、会いたい人」に届けたい「色」と、その色にまつわるストーリー。エピソードから高橋さんが色を想像してライトアップの色をつくる。

 例えば「遠くに住むおばあちゃん」に向けたストーリー。「子どもの頃に庭の畑でおばあちゃんと食べた採れたてのトマトの味。毎年夏になると懐かしく思い出します。おばあちゃんと一緒にもいだトマトの色を届けます。また食べに行くね」のように、関係性や情景が分かるといい。

 応募資格は特にない。文字数は300字以内(100字でも、200字でも可)。メール、はがき、ファクスでエピソードと連絡用の名前(ニックネーム可)年齢、性別、電話番号、メールアドレスを一緒に送る。

 応募期間は30日~7月31日。採用数は52。高橋さんが選出する。同じようなストーリーが重なった場合など、採用されないケースもある。

 応募先はメールがhikari-no-okurimono@kyota.jp はがきは〒986-0812 石巻市東中里2丁目1の1 ファクスは0225(90)4727。宛先はいずれもReborn Art Festival事務局「光の贈り物」係。

 連絡先は事務局の高村さん0225(90)4726。

 たかはし・きょうたさん 1970年、京都生まれ。京都市立芸大大学院美術研究科彫刻専攻修了。光や映像によるパブリックプロジェクション、パフォーマンス公演など国内外で幅広く活動する。東京駅100周年記念ライトアップ、十和田市現代美術館など建築物へのライティングプロジェクトなどダイナミックで造形的な光の作品を作り出す。大規模な参加型プロジェクトも数多く手掛けている。

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