鳥居再建へ　石巻・鹿島御児神社、奉賛金募る　年内完成目指す

　石巻市日和が丘２丁目の鹿島御児神社は、老朽化などで解体した鳥居の早期再建を目指し、１０月末まで再建費用に充てる奉賛金の協力を呼び掛けている。

　鳥居は神社のある日和山山頂に１９３５年に設けられ、高さ約５メートルの鉄筋コンクリート製だった。老朽化が進み、石巻市で震度５強を観測した５月１日の地震などで一部が破損。倒壊の可能性もあることから、５月２２日に解体・撤去された。

　神社は同じ場所に新たな鳥居を設置する考え。事業費は１５００万円を見込み、今後クラウドファンディングも活用する予定。鹿島御児神社の窪木好文禰宜（ねぎ）（４９）は「なるべく早く再建し、来年は新しい鳥居で新年を迎えたい。協力をいただけたらありがたい」と話す。

　奉賛金は神社に持参するか指定の口座に振り込む。詳細は神社のホームページなどに掲載。連絡先は０２２５（２２）１２１６。