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アスパラガス生産で勉強会 採りっきり栽培に関心 石巻

作業しながらアスパラ生産について学ぶ参加者たち

 アスパラガスの生産を推進する県石巻農業改良普及センターは、生産者を対象に栽培管理の勉強会を開いた。初心者でも挑戦しやすい「採りっきり栽培」のポイントについて、東松島市矢本の農業法人「パスカファーム立沼」の畑で実際に作業しながら学んでもらった。

 勉強会は6月15日にあり、石巻地方の農業法人や農協などから約40人が参加。採りっきり栽培を開発した種苗会社「パイオニアエコサイエンス」(東京)の松永邦則さん(62)が講師を務め、苗の倒伏防止や病害虫駆除について説明した。

 参加者は松永さんの指導を受けながら、4月に定植し40~70センチほどに育った苗の両脇に、2メートル間隔で支柱を設置。草丈に合わせてネットを張った後、苗に病害虫が付着していないか確認した。松永さんは「病気は予防が大切。病害虫は初期にたたいてほしい」と助言した。

 昨年から試験栽培するパスカファーム立沼の佐藤正社長(58)が1年目の結果を報告し「直売所で販売し、それなりの収益になった。もっと太く育てられるよう工夫したい」と語った。

 同センターは秋にも勉強会を開く予定。

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