石巻川開き祭り パレード動画の撮影開始 8月からHPで公開
新型コロナウイルスの感染拡大で2年連続の中止となった石巻川開き祭りの恒例行事・陸上パレードの代わりに、祭りの実行委員会が小学校の鼓笛隊演奏などを収めた動画を制作している。市中心部を練り歩くパレードは実現できなかったが、演奏を披露する機会を設け、思い出づくりにつなげてもらおうと企画した。撮影された動画は8月1日から実行委のホームページ(HP)で公開する予定。
市内の小学校と石巻中吹奏楽部、石巻広域消防音楽隊の計17団体が参加する。市内の映像制作会社が21日までに各校を回り、動画を撮影。1団体当たり10分ほどにまとめ、1本の動画に編集して公開する。
5日、トップを切り開北小(児童309人)の5、6年生90人が同校体育館で撮影に臨んだ。ユニホーム姿で整列し、息の合った校歌の演奏とリングバトンやカラーガードなどのパフォーマンスを披露。本格的な撮影機材やプロのカメラマンに初めは緊張していた児童たちも、5回の演奏で練習の成果を出し切った。
6年の佐々木悠愛(ゆうな)さん(11)は「昨年は中止になり残念に思っていたので、今年は発表する機会をもらえてすごくうれしかった。家族と動画を見るのが楽しみ」とほほ笑んだ。
実行委は「例年の形で開催できず悔しい思いだが、動画撮影が子どもたちの思い出に残り、各家族で視聴を楽しんでもらえればうれしい」と話す。
動画は一定期間の公開を予定している。
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