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夏野菜が続々入荷 味、収量ともに上々 石巻青果

入荷が最盛期を迎える矢本産トウモロコシ(左)と稲井地区産茶豆

 本格的な夏を迎え、石巻青果花き地方卸売市場(東松島市)には地元石巻地方産の夏野菜が続々と入荷している。日照時間が長く少雨の今年は、どの野菜も味、収量ともに上々といい、市場は活気づいている。

 東松島市産トウモロコシの「ゴールドラッシュ」と「味来(みらい)」、石巻市稲井地区産の枝豆「伊達な茶豆」、同市桃生産の「桃生かぼちゃ」が盛況だ。

 トウモロコシは「いしのまき農協矢本とうもろこし部会」の約20軒の生産者が栽培。1日当たり約1000ケース(5キロ入り)が入荷し、お盆前まで続く。

 農事組合法人「水沼ファーム」が栽培する茶豆は薄皮が茶色く、風味の良さが特長。最盛期には約350ケース(3キロ入り)の入荷を見込み、8月いっぱいまで続く。

 石巻青果営業部第1グループ部長の阿部智昭さん(53)は「今季はいずれも甘みが強く、実入りが良い。価格も求めやすい」と話す。

 トウモロコシ、枝豆とも収穫後、徐々に食味が落ちるが、地場産は収穫翌日には店頭に並ぶ。鮮度の良さが「売り」だ。阿部さんは「自宅で東京五輪を観戦しながら、もぎたての味を楽しんでほしい。新型コロナウイルス下で帰省できない家族への贈り物にもお薦め」と語る。

 「桃生かぼちゃ」は8月上旬ごろまで入荷する予定。山形県尾花沢市周辺で生産される「尾花沢すいか」も入荷している。

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