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「いしのまき猫印めぐり」始まる 来年2月末まで、市内28店で受け付け

猫印が押された猫印帳を持つ阿部さん

 石巻市内の猫好きな店主がいる店などを回りながら、御朱印ならぬ猫をモチーフにした記念スタンプ「猫印(ねこいん)」を集める「いしのまき猫印めぐり」が市内28店舗で始まった。新型コロナウイルス禍で売り上げが落ちるなどした店舗を元気に、町の活性化につなげたいと飲食店店主が発案した。

 「猫印めぐり」のホームページやチラシに示されている参加店で300円以上の買い物をすると、猫印を押すことができる。各店で販売する専用の「猫印帳」(1980円)、または手持ちの手帳などでも受け付ける。猫印の絵柄は店ごとに異なり、看板猫をモデルにするなどオリジナリティーを出した。

 昨秋に続き、今回は夏休み時期に合わせた「その2」として開催。前回は市街地が中心だったが、今回は郊外店の参加もあり、新たに10店舗が加わった。

 石巻市中央2丁目の日本料理店「八幡家」の阿部紀代子社長(59)の発案。参加店で「いしのまき猫印協賛会」をつくり、阿部さんが世話人を務める。市の販売促進等支援事業費補助金を活用した。

 多くの猫がいる人気の観光地田代島への玄関口という立地を生かしながら、街中で人との交流を生むイベントを考えた。「イベントや猫に関する会話をきっかけに店を知ってもらい『店のファン』を増やしていければ」と話す。

 来年2月28日まで開催。チラシは参加する一般社団法人石巻観光協会や石ノ森萬画館、道の駅「上品の郷」などで配布している。連絡先は阿部さん090(9740)8721。

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