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牧山市民の森に地元材遊具 ボーイスカウト県連石巻、寄贈

寄贈された遊具を見学する関係者ら

 日本ボーイスカウト県連盟石巻地区協議会は、石巻市牧山市民の森(同市湊)アスレチック施設に市内産木材を使った遊具を寄贈した。21日には斎藤正美市長ら市の関係者が出席し、遊具を前に贈呈式があった。

 遊具は、高さ2メートルの山型に丸太を組んだ「木製ジグザグ山登り」。老朽化のため、市の安全確認で修理不可となっていた遊具の跡地に設置した。石巻地区森林組合が調達した桃生町永井産の樹齢50~60年のスギの間伐材を使い、同市鹿又の角張工務店が設置工事をした。総費用は約90万円。

 同協議会は、キャンプ場の開設を目的に企業から出資を募っていたが、若手の後継者が少なくなり、建設しても維持管理が難しいと判断。特別基金活用委員会を立ち上げ、遊具を寄贈することにした。

 斎藤市長は「木のぬくもりが感じられる。楽しいにぎわいの場になるよう努めていきたい」と感謝。菊池康博委員長(81)は「子どもたちのためになる有効な手段として遊具の寄贈を選んだ。親子で楽しんでほしい」と話した。

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