小中生、「脳」と「スマホ」考える 東松島でサミット
第2回東松島市「子ども未来サミット」が7月31日、市矢本東市民センターであった。市内の小中学生が基調講演やグループディスカッションを通し、デジタルメディアの活用策や関わり方などを探った。
市内の児童生徒があいさつや清掃などに取り組む「心あったかイートころ運動」の一環で開催。市教委が主催し、児童生徒や教職員、保護者ら約150人が参加した。
サミットではイートころ運動の実践の様子を発表。東北大スマート・エイジング学際重点研究センターの滝靖之副センター長は「脳の発達と、スマホやゲームとの関わり方」と題して基調講演した。
滝氏は「脳は成長し変化する。体を動かししっかり食べて睡眠を取り、いろいろなことに興味を持つと脳に良い影響を与える」と強調。「スマホやタブレットは時間を決めて使うことが大事だ」と呼び掛けた。
子どもたちはその後、中学校区ごとの6グループに分かれ、「子ども宣言2021」の内容や、具体的な取り組みを話し合った。宣言は「ひがまつ」を頭文字に時間と情報、健康を柱とした。代表者の話し合いで決定し、「人との交流を深めてデジタルメディアコントロールをしよう」「学習や好きなこと、家族とのだんらんの時間を大切にしよう」などと読み上げた。
参加した共に矢本二中3年の武田啓汰さん(15)は「小中学生でデジタルメディアについて考え交流できた」、斎藤優大さん(15)は「使う機会が多いので、改めて関わり方を考えたいと思った」と話した。
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