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ワクチン接種 石巻の大規模会場、初日4300人 2時間待ちも

受け付けを待つ市民の列ができた大規模集団接種の会場

 石巻市は7日、新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種を石巻専修大で始めた。初日は60歳以上や10代の約4300人が接種した。会場では受け付けに並ぶ市民の列ができ、待ち時間が2時間を超えるケースもあった。

 大規模接種は12~18歳と60歳以上、基礎疾患がある人や教職員、福祉施設従事者ら優先接種の対象者から予約を受け付けた。8、28、29日にも実施する。

 接種会場は体育館に、受け付けは隣接する講義棟に設けた。接種開始後から徐々に受け付けが混雑し、屋外に長い行列ができた。

 接種を終えるまでに2時間半かかったという60代女性は「予約時間ごとの列がなく、分かりづらかった。こんなにかかるとは思わなかった」と疲れた様子で話した。

 同大での大規模接種は当初、6日間で計2万5920回分の接種枠を確保したが、国のワクチン供給が滞っているため半減させた。市は11日以降の1回目接種の予約も停止している。

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