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協働推進へ 若手職員、NPO学ぶ 派遣に向け事前研修 石巻市

NPOなどとの協働の重要性を学んだ事前研修会

 石巻市は4日、職員が市内の市民公益活動団体で研修する協働推進人材育成事業「NPO留学」の事前研修会を市防災センターで開いた。

 事業は2019年度に始まった。本年度は若手職員6人を市内のNPO法人や一般社団法人に派遣する。来年1月までに計5日間、受け入れ先の団体で事業運営やイベントの開催を手伝い、協働の意識を高める。

 研修会では、NPOの存在意義や協働の必要性を説明し、参加者と受け入れ団体が顔合わせをした。市地域協働課の館山直弘課長は人口減少や職員数削減で厳しさを増す自治体運営の現状を説明し、「市役所にはない発想を吸収し、業務に役立ててほしい」と呼び掛けた。

 同市渡波地区でデイサービスなどを展開するNPO法人「お茶っこケア」に派遣される市雄勝総合支所地域振興課の高橋義親さん(28)は「市民と密接に関わって仕事をする機会は多くない。多くの人の声を直接聞いて仕事に生かしたい」と語った。

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