(42)ちんぽこに西瓜の雫たらして子の機嫌よし/大橋 裸木(1890~1933年)
金太郎さんよろしく腹掛け一枚の幼児が西瓜(すいか)を食べている。ニッコラカッコラとご機嫌だ。腹掛けはめくれてしまって、ちんぽこが丸出し。まあ、暑いから仕方がなかろう。そこに西瓜の雫(しずく)がぽたぽ…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。