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東京メトロで移住PR 来月、車両広告9路線に計3300枚 東松島市

奥松島の美しさとブルーインパルスを題材にした車両広告

 東松島市は首都圏からの移住促進策の一つとして、9月1~30日、東京メトロの全車両に東松島市への移住を呼び掛ける車両広告を掲示する。奥松島の眺望と、航空自衛隊松島基地(同市)の飛行チーム「ブルーインパルス」をデザインした車両広告を制作し、通勤に利用する子育て世代にアピールする。

 広告は窓上に掲示する縦28センチ、横51センチ。車両掲示路線は銀座線、丸ノ内線、日比谷線など東京の地下鉄全9路線。1車両1枚で計3300枚を制作した。

 「暮らしにおいで 明日の夢に羽ばたくまちに」のコピーを配し、大高森から望む松島湾と青空を背に編隊飛行するブルーインパルスを組み合わせた。お試し移住ツアーの紹介、「SDGs未来都市」のロゴマークも目を引くように配置されている。

 ブルーインパルスは東京五輪の開会式当日に国立競技場上空を5色のスモークを出しながら飛行したり、パラリンピック開幕時も都心上空を飛んだりし、認知度がより高まっているだけに効果への期待も大だ。

 事業費は536万円で、50%は特別交付税を活用する。東松島市が首都圏の公共交通機関に広告を出すのは初めてで、県内の市町村では珍しい。

 渥美巌市長は「人口を維持するには都市部からの移住が不可欠。首都圏の人たちに東松島市のイメージを伝えたい」と語る。

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