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石巻海保、漁師ら3人に感謝状 ゴムボートの2人を救助

感謝状を贈られた(前列左から)千葉さん、石森さん、大壁さん

 無人島から帰還できなくなった神奈川県の20代男性2人を救助したとして、石巻海上保安暑は26日、救助に当たった漁師と漁協職員計3人に対し、感謝状を贈った。

 男性2人を救助したのは、石巻市さくら町の漁師石森俊輔さん(34)、いずれも県漁協表浜支所の職員で同市蛇田の千葉市男さん(34)と、同市流留の大壁美幸さん(35)。

 石巻海上保安暑によると、男性らは2日、ゴムボートで牡鹿半島の十八成浜から無人島の「鮫島」に渡って一泊。翌3日、同浜に戻ろうとしたところ、強風や高波の影響などでボートがこげなくなり、入り江に避難した。その後、一人が熱中症のような症状が出たため、118番に連絡し助けを求めた。

 石巻海上保安暑は、現場に近い県水難救済会表浜救難所に救助を依頼。石巻市小渕漁港に停泊している石森さんの船で、石森さん、千葉さん、大壁さんが向かって、男性2人を助けた。

 感謝状贈呈式は同市給分浜の県漁協表浜支所で行われた。海上保安暑の伊藤康彦署長は「命が助かったのは迅速な対応のおかげだ」とたたえ、大壁さんは「男性らが食料を持っていないと聞いたので心配したが、何事もなくて良かった」と話した。

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