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河北抄(9/3):「台風が来たら、父が来たと思え」。明治生…

 「台風が来たら、父が来たと思え」。明治生まれの武骨な愛情表現だろうか。沖縄県石垣島で台風の研究に生涯をささげた岩崎卓爾(たくじ)(1869~1937年)。遠く古里の仙台に暮らす2男5女、7人のわが子に贈った慰めの言葉だ。

 次女の南海(なみ)子は、家族の犠牲で単身赴任を続ける父がうらめしい。「黙々と…

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