河北抄(8/28):新型コロナウイルスの影響で、仙台市宮城野…

 新型コロナウイルスの影響で、仙台市宮城野区の福住町町内会は昨年に続き、恒例行事夏まつりの実施を見合わせた。

 まつり名物のスイカ販売だけは絶やすまいと「尾花沢ふれあいまつり」を8日に開催。交流を育む尾花沢市から届いた収穫間もないスイカ138個を住民が買い求めた。会場では綿あめやかき氷が振る舞われ、待望の夏らしさが広がった。

 町内会が尾花沢市鶴子地区と災害時相互協力協定を締結したのは2010年8月29日。防災意識を培ってきた福住町側の打診に対し、鶴子側には不安がる声があり、案件がしばし滞った。「何も特別なことをするのではなく、いざという時に可能な範囲で助け合います。普段は行事などでお付き合いを深めます」。尾花沢市職員らが協定の趣旨を丁寧に説明して締結にこぎ着けた。この機を逃せば次年度に持ち越されていたという。

 半年がたち、東日本大震災が発生。町内会は震災の4日後、鶴子からの支援物資を受け取り、最も苦しい時期をしのいだ。甘いスイカを頂きながら、タイミングの肝を改めてかみしめた。

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