河北抄(9/13):ああでもない、こうでもない。人生で後にも…

 ああでもない、こうでもない。人生で後にも先にも、あんなに悩んだ経験はない。だいぶ以前のことだが、産まれたわが子の名前を考えた時の話だ。悩んだ割には、平々凡々な名に落ち着いた。

 「覚えやすいように漢字の画数は少なめがいい」「人から誤読されないような字を使おう」「音の響きも考えて」「意味は辞典でいちいち確かめて」…と、柄にもなく、非常に気を使った。

 それを思いだしたのは、国の法制審議会(法制審)が戸籍に名前の読み仮名を記載する検討を始めたという記事を読んで。読み方が戸籍に記載されていないなんて、初めて知ってちょっと驚いた。

 確か、出生届には「よみかた」の欄はあったはずだが、あれは単に通達でその欄があるだけ。法制審では読みだけでなく、いわゆる「キラキラネーム」の扱いもこれから検討するそうだ。

 ある程度成長して「キラキラ」に悩む子は結構いるらしく、親の側も後悔する人がいるといわれる。名前負けするほど立派な名もどうかと思うけれど、度が過ぎたキラキラも…。平凡な名が一番か。

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