７月求人倍率1.53倍　３カ月連続で前年上回る　石巻職安管内

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　石巻公共職業安定所（ハローワーク石巻）がまとめた管内の７月の有効求人倍率（現数値）は、前年同月比０．０３ポイント上昇の１．５３倍と３カ月連続で前年を上回った。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令もあり、先行き不透明な雇用情勢が続いている。

　管内の有効求人数は前年同月比５．８％減の３９５７人で、２カ月連続のマイナス。有効求職者数は８．０％減の２５８３人と、７カ月連続で前年を下回った。

　新規求人数は１４６４人で１２．０％減。産業別では水産加工などの製造業が９．０％増の２４１人と堅調だったほか、生活関連・娯楽業が６０人で５３．８％増えた。一方で、東日本大震災の復興工事減少により建設業が２０．９％減の３６４人、警備を含むサービス業は２７．１％減の２３９人。医療・福祉は２０９人で１４．０％減った。

　ハローワークの担当者は「医療機関や介護施設の求人は感染症対策のため減少傾向にあるようだ。今後、飲食業などを中心に緊急事態宣言の影響も出てくるだろう」と話した。