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チュニジア大使館とオンライン交流 東京五輪パラで絆強く 石巻市

チュニジア大使館とオンラインで交流する関係者

 在日チュニジア共和国大使館(東京)と石巻市は6日、オンラインミーティングを開き、東京五輪・パラリンピックの振り返りや今後の交友関係継続などについて話し合った。

 石巻市からは斎藤正美市長、石巻市国際交流協会の久我恵美子名誉会長、大津幸一会長、ピアニストの杉元太さんが出席。市防災センターからつないだ。

 久我名誉会長、大津会長、杉元さんは2018年にチュニジアに招かれたことがあり、同国のパラリンピック選手団に恩返しとして個人で計30万円を寄付していた。

 チュニジア大使館のモハメッド・エルーミ特命全権大使が「石巻市の方々が応援してくれたおかげもあり選手がいい結果を残せた」と感謝。斎藤市長も「新型コロナウイルスが収束した際には、選手や関係者らと会って交流する機会をつくりたい」と応えた。

 国際交流協会の久我名誉会長がパラリンピックのチュニジア選手団の活躍に触れ「障害があっても大舞台で力を発揮する姿に感動した。石巻の子どもたちにも夢や希望を持つ大切さが伝わった」と健闘をたたえた。

 ミーティングでは陸上男子100メートル(脳性まひT34)で金メダルを獲得したワリド・クティラ選手がメダルを披露。2019年にチュニジアのパラ委員会が石巻を訪れ、植樹などを行った様子がスライドショーで紹介された。

 東京パラリンピックでチュニジアは金4個、銀5個、銅2個のメダルを獲得。石巻市には後日、お礼の品として感謝状や記念品が贈られる。

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