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石巻市議会 小中や幼稚園に抗原検査キット配布、市が方針

 石巻市議会9月定例会は17日、一般質問を続けた。新型コロナウイルスの教育現場での検査体制について、市は唾液から検体を採取する抗原検査キットを購入し、小中学校や幼稚園に配布する方針を明らかにした。

 国は鼻腔(びこう)で検体を取る検査キットを小中学校や幼稚園に配布する計画で、教職員と小学4年生以上が自分で使用することを想定している。市教委は「鼻腔での採取は困難な場合もあり、低学年児童への対応も必要だ。比較的容易な唾液による検査を検討している」と説明した。

 国のGIGAスクール構想に基づき、市は市内の小中学生にタブレット端末を1人1台配布している。感染者の発生で休校になった場合などの対応に関して、市教委は「半数の学校がタブレット端末の持ち帰り学習ができる状況にある」と説明した。

 6割以上の学校がオンラインで学習課題を配布できる態勢を整えた。双方向通話で家庭と学校をつないだ学習の準備も進めている。市教委は「課題の配布は、今月末には全小中学校で準備が完了するよう支援していく」と述べた。

 阿部久一、佐藤雄一、山口荘一郎、桜田誠子の4氏が質問した。

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