閉じる

石巻圏・新百景>南浜マリーナ(石巻市)

桟橋に係留されたボートと白いクレーンが河口部の新たなランドマークとなった南浜マリーナ
船を水面から上げ下ろしする固定式クレーン

<船と河口沿岸守る基地>

 桟橋が延びる水面にボートが浮かび、白一色の大型クレーンが存在感を放つ。8月末にグランドオープンした石巻市南浜マリーナは、日和大橋とともに北上川河口の新たなランドマークとなった。

 プレジャーボートなどの船舶を陸上保管する。クレーンでつり上げ、堤防内側のスペースに収容。台風などの荒天時にも安全に船を守る。一時的な利用者向けに水上にも係留する。

 東日本大震災前、河口部には船の保管施設がなかった。常態化していた不法係留船が津波で市街地に流れ込み、建物被害が拡大した。マリーナに船が集まれば、地域の減災や景観美化につながる。

 今後はボートの試乗会やレンタル、船舶免許の教室なども計画。市は県内初の「海の駅」への登録を目指す。海と川を生かし、港町・石巻にマリンレジャーを根付かせる。

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ