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RAF2021-22夏会期閉幕 来場者10万人 石巻、女川の魅力発信

自然の中にある作品を撮影する来場者=9月5日、石巻市荻浜エリア

 8月11日から44日間(休祭日を除く)にわたり、石巻市と女川町を舞台にしたアートと食、音楽の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)2021-22」の夏会期が9月26日、閉幕した。新型コロナウイルスを考慮し、来春との分散開催にしたことや、感染防止対策を徹底したこともあり、来場者は主催者発表で約10万人(音楽ライブのオンライン参加者なども含む)にとどまった。

 RAFは2017、19年に続き、3回目の開催。前回の来場者は44万人(主催者発表)を数えた。今回はコンパクトで安心安全な芸術祭を目指し、コロナ禍での新しい文化、イベントの在り方を示した。

 両市町の市街地や沿岸部を舞台に展開された作品は五感で感じ取るものや自然の一部として捉えるものが多く、現代アートをはじめ、音楽ライブ、地元食材を生かした食の提供など、さまざまな形で来場者を楽しませた。

 RAFは実行委と一般社団法人APバンク(東京)が主催。実行委員長の斎藤正美石巻市長は「来場者の感染症予防対策への理解と協力、フェスティバルに携わられた方々の努力があったからこそ、無事に夏会期を終えることができた。春会期でも新たな石巻の魅力を披露できるだろうと確信している。期待してほしい」とコメントを発表した。

 RAFの春会期は来年4月23日~6月5日、石巻市を舞台に開催される予定。

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