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奥松島球場に愛称命名、楽天野球団と協定締結へ 東松島市長会見

 東松島市の渥美巌市長は5日の定例記者会見で、プロ野球東北楽天を運営する楽天野球団(仙台市)とパートナー協定を締結することを明らかにした。締結を記念し、野蒜地区の奥松島運動公園野球場の愛称を「楽天イーグルス奥松島野球場」とする。

 交流活動を通して「スポーツ健康都市宣言」の実現を図る狙い。協定に基づき、少年野球教室やチアダンス教室、シーズン報告会などを行う予定。15日に球場で調印式を行い、銘板を除幕する。球団は市のスポーツイベントに大型モニター付き車両の貸し出しなども検討するという。

 会見では、4日に発足した岸田文雄内閣について触れた。復興相が沖縄北方担当相と兼務となったことに「残念だがハード事業が一段落し、国全体のバランスとして仕方ない」と述べた。

 財務相の鈴木俊一氏(衆院岩手2区)について、さけます増殖協会での交流を挙げ「国政が東北に目を向ける契機になってほしい」と話した。「こども庁」や地方創生の担当相に就いた野田聖子氏に関しては「人口減少社会を踏まえ期待している」と語った。

 31日投開票となった次期衆院選と、11月20日任期満了の知事選への対応について「三陸沿岸道への新設を目指す『道の駅』構想などでお世話になっている政権与党の皆さんを応援したい」と語るにとどめた。

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