訪問・居宅介護の拠点に 石巻市社協、生活支援センターこむこむ開所
石巻市社会福祉協議会が同市開成の石巻トゥモロービジネスタウン(TBT)に整備した「生活支援センターこむこむ」の開所式が1日、現地であった。新型コロナウイルス下で市民の生活福祉を支え、訪問・居宅介護の拠点として新たな一歩を踏み出した。
センターは鉄筋2階で延べ床面積約560平方メートル。1階に生活支援課と復興支援室が入り、新型コロナウイルス関係の特例貸し付けや認知症の人などの金銭管理、復興公営住宅や防災集団移転団地の巡回訪問事業、ボランティアの育成業務を担う。
2階は旧市内や河南地区をカバーするホームヘルパーセンターと、旧市内中心部を管轄するケアプランセンターを配置した。7月下旬に着工し、9月下旬に完成。総事業費は約2億円。
関係者25人が出席。林久善会長は「センターの開所を契機に地域共生社会の実現に向けて一層力を尽くしていく」とあいさつした。
これまで旧みなと荘で業務を続けてきたが、老朽化が著しく市が解体する方針を決めたため、市社協は市からTBTの用地を買収し自前の施設を建設した。
センターの所在地は石巻市開成1の26。連絡先は0225(92)6733。