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小・中学全国空手 石巻勢活躍、出場選手ら市長に報告

斎藤市長(前列中央)と並んで記念撮影する選手ら

 日本空手協会主催の全国大会で、石巻地方の小学生から社会人までの選手たちが上位入賞する活躍を見せた。大会は9月にあった「文部科学大臣杯第63回小学生・中学生全国空手道選手権大会」と、6月の「内閣総理大臣杯第63回全国空手道選手権大会」。両大会は群馬県の高崎アリーナで開かれ、新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった。

 小学4年の女子個人形では、佐々木悠乃選手(石巻市住吉)が準優勝に輝いた。「得意な形が決まり、2位になれてうれしい。次は優勝したい」と話した。

 中学3年の男子個人組手で3位に入った佐沼唯楽選手(石巻市河南東)は準優勝した小学6年以来のメダル獲得。佐沼選手は「目標の優勝には届かなかったけど、この経験を次につなげたい」と力を込めた。

 高校生以上が出場する全国空手道選手権は、都道府県対抗戦の組手で宮城県本部が連覇した。主将を務めた東松島市出身の児玉侑也選手は「初優勝した前回とは違い追われる重圧があったが、連覇を実現できて良かった」と喜びを語った。

 都道府県対抗戦に出場した笠原理子、児玉美奈の両選手は、団体戦の女子組手でも準優勝を飾った。

 選手ら9人は5日、石巻市役所を訪れ、斎藤正美市長に結果を報告。各選手の成績が紹介され、斎藤市長は「空手王国石巻の復活を感じた。さらに上を目指し、自分に厳しく稽古に励んでほしい」とたたえた。

 石巻地方関係の入賞者は次の通り。

【小学生男子】
◇4年生個人形 ▽敢闘賞 佐沼冴空(須江)
◇6年生個人形 ▽敢闘賞 日野颯城(矢本東)
【小学生女子】
◇4年生個人形 (2)佐々木悠乃(住吉)
【中学生男子】
◇1年生個人組手 ▽敢闘賞 阿部唯人(豊里)
◇3年生個人組手 (3)佐沼唯楽(河南東)
【高校生男子】
◇個人組手 (2)千葉優大(仙台育英)

【団体戦】
◇都道府県対抗戦組手 (1)宮城県本部
◇女子組手 (2)宮城県本部

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