女川にフルーツサンド専門店 「魅力ある商品届ける」 期間限定で開店
女川町女川2丁目のレストラン古母里(こぼり)内に9日、フルーツサンド専門店「Dessert titi(デセール・ティティ)」がオープンする。当面はテークアウトのみで、今後はカフェなどへの卸売りも見据え、年内いっぱいの営業を予定する。
店名のティティはフランス語で「いたずらっ子」の意味。流行しつつあるフルーツサンドの専門店という珍しさや目にもおいしいメニューで、新型コロナウイルス禍でこもりがちになった人を駆り立てる「いたずら」を仕掛ける。
古母里(こぼり)を経営する木村洋介さん(34)がメニュー開発を担当、東松島市の建設会社社長を務める柳沢岳志さん(42)が経営を担う。店長は東日本大震災の復興ボランティアで町に移住し、今はパートタイムで町の会計年度任用職員として働く松尾花奈さん(35)。
ラム酒で香り付けしたクリームサンド「ラムバニラ」は270円、果物入りは各540円。地元産のイチジクや石巻でなじみの深い「マル賢ミカン」などを口溶けのよい生クリームで挟んだメニューもある。
松尾店長は「わくわくした気持ちで準備した。魅力ある商品を届けたい」と話す。営業時間は午前11時~午後3時(土、日曜祝日は午後5時閉店)。水、木曜は定休。