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岸田首相、就任後初めて被災地視察 石巻・祈念公園で献花も

石巻南浜津波復興祈念公園で献花する岸田首相(右)=16日午後3時50分ごろ(河北新報写真映像部・高橋諒撮影)

 岸田文雄首相は16日、就任後初めて宮城県を視察した。東日本大震災の津波で被害を受けた石巻、気仙沼両市や松島町を回り、現状を確認。震災から10年が過ぎた被災地で復興に臨む姿勢を改めて強調した。

 石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園では、献花と黙とうを行い、震災犠牲者を追悼。斎藤正美市長らが復興状況を説明した。

 斎藤市長は祈念公園敷地内にある「みやぎ東日本大震災津波伝承館」でパネルを使って復興の道のりを説明。被災した旧門脇小が市の震災遺構として整備が進み、来春には公開できることを伝えた。

 伝承館内も見学した岸田首相は復興が進んでいる様子を確認しながら市長らの説明に耳を傾けた。

 岸田首相はこの他、白謙蒲鉾店の門脇工場(石巻市明神南)や石巻市中央2丁目の「いしのまき元気いちば」も訪れた。

 元気いちばでは、自民党総裁として党宮城5区支部主催の対話集会に出席し、石巻、東松島両市の女性7人と懇談。「震災からの長い道のりを頑張り、コロナ禍で困難に立ち向かっている皆さんの話を聞かせてほしい」と語り掛けた。

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