進路の参考に 石巻高で大学模擬講座 県内高校生440人参加

石田教授(右)の講義に耳を傾ける生徒たち

 石巻高(生徒616人)で12日、大学模擬講義があった。1、2年生407人と仙台育英、佐沼、石巻好文館、古川黎明の生徒合わせて約440人が参加した。東北大、宮城大、東北学院大、金沢大など7大学の教授や准教授9人の講義に耳を傾けた。

 県教委の高大連携事業の地域公開講座を活用。大学での高度な教育・研究に触れることで、生徒の学ぶ意欲を高め、進路選択に役立てるのが狙い。9人のうち5人が対面、残りの4人はオンラインでの講義となった。

 「地域活性化とビジネス」を演題にした宮城大事業構想学群地域創生学類の石田祐教授の講義は計51人が受講した。

 石田教授は「行政も経営というマインド(意識)を持たないといけない」とした上で、全国各地のビジネス成功例を紹介した。

 中でも生徒たちの関心を集めたのが、徳島県上勝町の自然資源を活用した「葉っぱビジネス」。高級料亭での需要が高く、年収2000万円から何億も稼ぐ会社があることを説明した。

 石田教授は「われわれが気づかないものがビジネスにつながる」と、発想の転換が大きなチャンスになること訴えた。

 「行政は市民に平等にサービスを提供する公平性、民間は利潤を求める」と、価値観の違いについても語り、民間の発想を取り入れることで、経費削減や市民との距離が近くなる戦略が取れることを説明した。

 石巻2年の阿部一心さんは「興味のある演題だったので受講した。いろいろな組み合わせや発想の転換でビジネスにつながることも実感し、参考になった」と感想を話した。

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