世界一周の足跡たどるパネル展、30日から 石巻若宮丸漂流民の会
パネル展「若宮丸漂流民の世界一周」が30日から11月3日まで、石巻市千石町の石巻河北ビル1階・交流ホールで開かれる。
石巻若宮丸漂流民の会設立20周年記念として、同会と三陸河北新報社が主催し30日に同ビルで開催する「オンラインで結ぶ若宮丸若宮丸漂流民世界一周の旅」の関連イベント。「若宮丸の世界一周解説パネル」や「レザーノフ来航絵巻」(複製)、漂流民が関連する世界各地の写真などを展示する。
土・日・祝日は午前10時~午後5時、平日は午前11時~午後4時。31日と11月3日にはギャラリートークもある。両日とも午前11時からと午後3時からの2回ずつ行う。入場無料。
千石船の若宮丸(乗組員16人)は1793年、石巻から江戸に米などを運ぶ途中で遭難。アリューシャン列島に漂着し、乗組員は10年間ロシアで暮らした。このうち4人がロシア遣日使節レザーノフらと大西洋、太平洋を航海し1804年、長崎に到着。日本人として初めて世界一周をした。