小学生陸上で石巻勢活躍 全国交流大会、県児童オリンピック大会
横浜市の日産スタジアムで9月にあった「日清食品カップ第37回全国小学生陸上競技交流大会」の県代表として男子コンバインドA(80メートルハードル、走り高跳び)に出場した佐藤春太(蛇田6・蛇田陸上)が14位、女子6年100メートルに出場した狩野優来(二俣・河北陸上)が25位に入った。8月の第39回県児童オリンピック大会でも両選手を含む石巻勢が活躍した。
◇
日新カップで佐藤は、80メートルハードルで13秒2、走り高跳びで1メートル30の計2120点を獲得。県新記録も達成する健闘を見せた。
狩野は100メートル予選で13秒83の自己ベストを記録したが、決勝進出には0.02秒届かなかった。
指導した立花健さん(蛇田陸上)は「2人とも全国レベルを実感し、良い経験になったと思う。今後も頑張ってほしい」とエールを送っている。
◇
第39回県児童オリンピック大会は栗原市築館陸上競技場であった。日清食品カップでも健闘した佐藤、加納両選手をはじめ、石巻市内の陸上スポーツ少年団所属の小学生7人が7種目を制した。
佐藤は5・6年男子走り高跳びで1メートル33、狩野は6年女子100メートルで14秒13を記録し優勝。5・6年男子800メートルでは半沢幸太郎(釜6・石巻西)が2位に約7秒差をつける2分29秒25で圧勝した。
5・6年女子走り幅跳びで優勝を飾った岡本あいり(石巻6・石小陸上)は本来は100メートルが専門だったが、3メートル92の好記録でトップに立った。出場を勧めたコーチや関係者を驚かせた。岡本は「意外に跳べた。4メートル突破を目指して頑張りたい」と飛躍を誓う。
この他、3年男子100メートルは、久保忍(美里町不動堂・住吉開北)が出場選手唯一の15秒台となる15秒80で優勝。5・6年女子走り高跳びは、氏家莉沙(蛇田5・蛇田陸上)が1メートル15、5・6年男子ジャベリックボール投げは高橋蓮斗(飯野川6・河北陸上)が51メートル8で県ナンバーワンとなった。