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津波避難訓練 石巻・ふたば保育所、東北電と連携 高台へ

園児たちの安全に気を配りながら避難を誘導する社員ら

 東北電力ネットワークセンター石巻電力センター(石巻市末広町)と東北電力石巻営業所(同市大街道北1丁目)は14日、隣接する石巻市ふたば保育所の津波避難訓練に参加した。園児に付き添って高台に誘導し、災害時の連携を確認した。

 社員計8人と1~5歳の園児78人、保育士16人が参加した。震度6弱の地震が発生し、津波警報が発表されたと想定。保育所から避難所の市総合体育館までの約2キロを、園児の安全を確保しながら約30分かけて歩いた。

 保育所の鈴木和美所長は「毎年協力してもらい大変ありがたい。有事に備え、引き続き協力をお願いしたい」と感謝した。園児に電力センターの仕事内容を知ってもらおうと、高所作業車の乗車体験も実施した。

 避難訓練は東日本大震災で保育所の園児らがセンターの事業所に避難したことを受け、2014年から毎年実施している。昨年は新型コロナウイルス感染拡大で中止した。センターの井上雅浩総務課長は「お隣同士で協力し合っていきたい」と話した。