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しょくば拝見>建設・経営・福祉・コンルタント業 E&C総合コンサルタンツ(石巻市立町1丁目)

「心豊かな社会の実現を目指したい」と語る山内社長(前列右)とスタッフ

<地元企業や人を手助け>

 1級建築士事務所でもあり、経営や福祉のコンサルタントにも当たる。国や北海道を主な取引先とする札幌市の建設コンサルタント会社に勤めていた山内浩史社長(40)と、国と国庫補助金事業の会計検査をする会計検査院専門調査官だった父の潔会長(64)が帰郷し設立した。

 「公共の業務は書類や手続きが細かく煩雑。スタッフには2人の前職関係者もおり、公共業務に長く携わってきたノウハウがある」という。建設関連は市や県の業務が約7割を占める。石巻圏では扱う業者が少ないという中小企業向けの「事業再構築補助金」などの申請支援も行い「地元企業を後押しすることで地域に貢献したい」と話す。

 今年9月には、福祉部門を新設。山内社長の妻で介護福祉士の嘉織さん(35)ら介護の現場経験者が「介護のネガティブなイメージを変えたい」と介護を受ける人、介護をする人の悩みに沿った事業を展開する。

 その一つが老人ホームや介護施設の入所までを支援する仲介業だ。公的には地域包括支援センターなどのケアマネジャーが担うが、同社は施設で働く人の様子など細かな情報を把握するなど「公ではできないサービスが強み」という。報酬は契約成立後施設から受け、利用者は無料。高齢者の声をヒントにした「墓参り代行業」、働き手確保のため、特定技能介護職外国人の雇用相談なども行う。

 山内社長は「地元の助けになり、心豊かな社会の実現に寄与したい」と力を込めた。

■会社概要
 2015年8月設立。石巻と東京都内に事務所がある。スタッフは9人。資本金は300万円。業務内容は、建設、経営、福祉のコンサルタントと資材販売。社訓として「経済性、効率性、有効性の追及と法令遵守」を掲げ、社名はこれに由来する。石巻市立町1丁目4の15。0225(98)3807。

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