国内最大級の「荒砥沢崩落地」公開 監視装置の点検に合わせて

荒砥沢崩落地で監視装置の説明をする佐藤教授(中央)

 宮城県栗原市は27日、岩手・宮城内陸地震で発生した国内最大級の地滑り地帯「荒砥沢崩落地」を報道各社などに公開した。東北大東北アジア研究センターの佐藤源之教授(電波工学)らによる地滑りを監視するレーダー装置の点検に合わせて実施した。

 装置は崩落地から約150メートル離れた地点にあり、2011年11月から常時監視している。佐藤教授は「ここ数年、地滑りの兆候はほとんど見られていない」と説明。震災から13年が経過して、崩落した斜面には草が生えている部分もあるという。

 装置は、栗原市と東北大などが地域の安全確保と学術研究を目的に設置した。荒砥沢崩落地を高さ約100メートル、幅約300メートルにわたり計測しており、1センチ程度の小石が落下しても把握できる性能を持つ。

 栗原市は19年4月、崩落地を防災教育などに活用するため林野庁と借り受け契約を結んだ。装置は契約区域内にあるが、危険区域として一般の立ち入りを禁止している。

 栗原市栗駒山麓ジオパークビジターセンターでは、監視データの映像やこれまでの観測経過などを紹介する特別展示を来年3月31日まで実施している。

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