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やぎ山公園、地域に開放 施設整備に住民協力 東松島・はまなすの里

命名式終了後、2頭のヤギに餌をあげる子どもたち

 東松島市小野のケアハウス「はまなすの里」敷地内に、地域の子どもたちがヤギと触れ合える「やぎ山公園」が開設された。公園は開放され、関係者は「地域の交流が一層進む」と期待を寄せる。

 施設を運営する社会福祉法人ことぶき会が、登米市中田町の五十嵐孝也さん(69)からヤギ2頭を譲り受け、ログハウス風の小屋と子どもたちが上り下りできる岩山などを整備した。近くの鳴瀬桜華小(児童270人)の児童たちがヤギの名前を考え、小屋に付けるネームプレートも製作した。岩山の石も地域住民が協力した。

 命名(メーメー)式を兼ねた祭りが24日にあり、地域住民、施設入所者をはじめ、補助金を交付した県社協、市などから関係者が出席した。名前を考えた同校1年児童を代表して石垣清悟君(7)と黒沢凛苑(りおん)さん(7)が若山洋校長と一緒に、3年生が作った「メメ」「みるく」と書かれたネームプレートを披露した。

 ことぶき会の伊藤寿志理事長(49)は「公園を介して施設と地域、学校の交流をより深めたい。たくさんの方々の協力で開設することができた」と感謝した。

 公園は基本的に地域に開放され、自由に訪れることができる。鳴瀬桜華小は児童が学校の畑で栽培する枝豆の葉やサツマイモをヤギの餌として提供し、日本ウェルネス宮城高もサークルフェンス設置への協力を申し出ている。

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