今月の市況見通し>ネギ入荷安定 ミカン、好天で糖度向上
石巻青果花き地方卸売市場(東松島市)に入荷する野菜と果物の市況について、運営会社の石巻青果が発信します。(毎月第1火曜掲載)
【野菜】
ダイコンは青森産が上旬で終了、生育良好な千葉産は前進気味に入荷する見込み。ジャガイモ・タマネギ(北海道産)は夏の高温干ばつの影響で小玉傾向。入荷量は平年を下回りそうだ。
ネギは県内産の作柄が良く、2L・Lサイズの太物中心に安定入荷の見込み。キャベツは登米産と茨城産が中心。ハクサイ(茨城産)は生育順調で安定入荷の見通しだ。
トマトは県産と熊本産が中心。カボチャは北海道産が終盤で減り、下旬から県産冬至カボチャが入る見通し。生シイタケは各産地ともおおむね順調で生産増も見込まれる。
【果実】
早生ミカン(和歌山産)は9~10月の好天で糖度が向上し、10日ごろから入荷する。マル賢みかんは下旬の出荷に向け仕上げ中。リンゴ(青森産他)は10日以降サンふじが入荷予定。
ラフランス(山形産)は開花時の霜の影響で小ぶりだが、品質は良好。
シャインマスカット(長野産)は引き合いが強く高単価で推移する。