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浜風浴び、地場食材の料理満喫 東松島でアートイベント

浜風に吹かれながら料理を楽しんだ江ノ浜レストラン。向こう側には東松島市東名地区が見える

 東松島市宮戸江ノ浜に10月22日から24日までの3日間、地元食材を使った料理を屋外で楽しむ「江の浜レストラン」が開設された。

 東松島アートイベント「つなぐ」(実行委員会主催)の一環で、食材には、東日本大震災の後、休耕地となっていた江ノ浜地区の農地を有効活用しようと、地元団体や住民有志、県などでつくるグループが試験栽培した野菜も使われた。

 各日限定20人が海を背景に料理を味わった。サラダからデザートまでのフルコースを1人2000円で提供。江ノ浜で収穫されたジャガイモはサラダに、トマトは洋風茶わん蒸しとデザートに使用され、いずれも好評だった。旬の地元産カキも並んだ。

 家族4人で訪れた鳴瀬未来中1年の佐々木俐夢(りみ)さん(13)は「地元にこんな場所があるのを知らなかった。風と景色が気持ちよく、ジャガイモも甘くておいしかった」と喜んだ。

 休耕地の利活用に取り組むグループの一人、木島新一さん(71)は「今後も各方面と連携し、活動を継続していく。子どもたちが作物に触れる機会も増やしていきたい」と話した。

 アートイベント「つなぐ」は22日に始まり、同市野蒜の防災体験型宿泊施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」を主会場に年末まで砂・竹・食をテーマに展開される。

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