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石巻・桜坂高、市職員と行政課題考える 独自の政策提言も

市職員(右)と新しい取り組みなどについて話し合う生徒ら

 石巻市桜坂高(生徒378人)で、市政への関心と行政機関の業務について理解を深める「市役所プロジェクト」があった。市の抱える課題を高校生の目線で考える授業で、3年生132人が、改善策を市の職員と話し合った。

 SDGs地域戦略推進室、危機対策、子育て支援など10課から職員約20人が参加。生徒らは市が今春制作した「RPG(ロールプレーイングゲーム)アプリ」の利用者増や「ユーチューブチャンネルの立ち上げ」といった政策を提案した。

 「給食を残さず食べてもらう方法」や「観光客の増加」について提案する生徒もいて、職員らは実現可能かどうかを考えながら耳を傾けた。

 学校管理課の栄養士と話した木村しづくさん(17)は「幼稚園や保育所世代から食の勉強を取り入れ、楽しみを増やしたりすれば何でも食べてくれると思った。市の方々も制約がある中でアイデアを考えているのがすごい」と話した。

 海を生かしたイベントを提案した遠藤みゆさん(18)は「自分たちでボートを造るなど体験型の企画があれば人が集まる。冬には駅にイルミネーションの装飾をするなど季節もうまく絡めたい」と話した。

 授業は10月6日にあり、11月17日も行われる。

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