<入試のツボ>読解問題対策 入念に/実力アップ勉強法(5)英語

 2021年度の公立高入試で、英語の平均点(46・1点)は5教科で最も低かった。大きな要因は長文読解問題の難化だ。学習指導要領の改訂で教科書の内容も難しくなっており、今後も読解問題が大幅に易化するのは考えにくい。

 そのため、入試で高得点を取るには3年生で学習する範囲も含め、基礎的な文法事項をなるべく早めに理解して、読解問題の対策を入念に行う必要がある。

 3年生の学習範囲も含めることには理由がある。3年の後半に学ぶ分詞や関係代名詞を用いた後置修飾を理解しないと、入試レベルの文章は読めないからだ。教科書に出てくる英単語や表現を覚えていることが前提だが、分詞や関係代名詞を学び終えたら本格的に読解対策を始めたい。

 読解では英文の意味や議題に対する主張を正確に読み取り、本文にない英単語や表現を用いて要約したり、言い換えたりする力が求められる。この力を身に付けるには、まとまった分量の文を読み要旨を把握する訓練はもちろん、「同意文完成」の問題と数多く向き合うのも有効だ=表=。

 毎年、複数出題される「英問英答」にもしっかり取り組もう。21年度入試の第5問で出題された、他者とのやりとりを基にした英作文にも効果がある。相手からその発言を引き出すにはどう尋ねたらよいのかを、英語で答えさせる問題も増えている。

 今回は読解問題対策を中心に取り上げたが、例年第2問で出題される基本的な英文法や語彙(ごい)、表現を試す問題を正確に解くことも重要だ。21年度入試で出たcolor(正答率37・8%)のように、書けそうで書けない基本単語ほど狙われる。単語練習を含めた日頃の勉強を大切にしよう。
(河合塾NEXT本町中学専門館・進藤誠)

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