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百歳体操に汗、高齢者200人が交流 表彰や記念講演も 東松島

腕に重りを付け、百歳体操に励む参加者

 東松島市社会福祉協議会主催の第4回いきいき百歳体操交流大会が4日、同市小松の市民体育館で開かれた。奨励賞表彰や記念講演、体操の実技などがあった。

 大会には約200人が参加。満88歳以上で6カ月以上継続している人に贈られる奨励賞表彰では、同協議会の阿部英一会長が、対象47人のうち参加した12人に賞状を手渡した。

 3、4年前から取り組んでいるという同市大塩前峯の農業辺見穎孝(えいこう)さん(93)は「年を取ると家に引っ込みがちになるが、体操に行くようになって楽しみができた」と顔をほころばせた。

 百歳体操は介護予防を目的に2016年から実施され、現在は市内67団体、約1500人が励んでいる。

 歌手で陶芸家の吉川団十郎さん(73)=村田町=が「すばらしきかな人生」の演題で記念講演した。人生を起承転結に例え「大事なのは『転』。転んでからどう起きるかでその後を左右する」と豊かに生きる方法を話した。

 最後は参加者全員で体操に取り組んだ。椅子に座った状態で腕に重りを付け、上げ下げしながら筋力向上を図った。

 大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年ぶりの開催。感染予防対策として、参加者を各団体5人に制限した。

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