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「石巻せり鍋」披露 県産カキを加え、新名物に 石巻圏観光推進機構

石巻せり鍋をPRする支倉さん

 石巻市の一般社団法人石巻圏観光推進機構は18日、河北地区特産の「河北せり」を使った新たな「石巻せり鍋」をお披露目した。県産カキを加え、海産物のうま味を生かすのが特徴。冬の新名物として売り出し、河北せりとカキの消費拡大や新型コロナウイルス禍の影響で落ち込む飲食・観光業の振興につなげる。

 石巻せり鍋には、シャキシャキとした歯応えと香りが楽しめる河北せりと県産カキを活用。ここ数年人気が高まっている、鶏肉やカモ肉を使った「仙台せり鍋」と差別化を図り、石巻らしさを表現した。市内の飲食店がアレンジを加えて提供するほか、家庭向けのレシピも公開する。

 発表会が市水産総合振興センターであり、河北せりの生産者や県漁協の代表者ら関係者が出席した。推進機構の後藤宗徳代表理事は「新しい冬の名物として定着させていきたい」と意気込みを語った。

 観光PR集団「伊達武将隊」の支倉常長さんが、石巻せり鍋を売り込むアンバサダー(大使)に就任。支倉さんは「一般的なセリ鍋とは違った魅力がある。海産物のうま味がたっぷり出て、えも言われぬおいしさ」とPRした。

 26日から市内の飲食店で「石巻せりフェア」を展開する。和食や中華、洋食店など16店で、鍋料理や趣向を凝らした河北せりの一品料理を提供する。2022年2月28日まで。

 連絡先は0225(98)8285。

石巻せりフェア | 海街さんぽ - 石巻圏観光推進機構

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