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東松島市議会、市内3団体と懇談 活動上の課題を共有

活動上の課題について意見を交わす委員と市議たち

 東松島市議会は今月、市内3団体との懇談会を市役所などで開いた。12日にあった市民生委員児童委員協議会との懇談会では、協議会の代表11人と市議10人が参加し、活動上の課題を巡って意見を交わした。

 不登校の子どもたちや単身高齢者のサポート、委員の欠員などについて意見が出た。

 不登校の児童らへの支援について、委員からは「個人情報が壁になり、悩んでいる家庭を把握できない事例がある」「主任児童委員が市内に3人しかおらず、十分なケアができない」などの意見が出た。学習支援が必要な子どもたちを専従でサポートする指導員の拡充を求める声もあった。

 「自治会や学校との連携が効率的な活動につながる」という意見には多くの委員が共感。「東日本大震災後にできたコミュニティーでは担い手が見つかりにくい」という課題も挙がった。

 小野幸男議長は「震災後は住民の課題も複雑化し、委員の立場が難しくなっていると感じた。議会として政策を提言していく」と述べた。協議会の千葉春雄会長は「活動での課題を行政側に伝える機会は少ない。議会と共有できて心強い」と語った。

 市議会は市交通安全防犯推進協議会、市農業法人等連絡協議会とも懇談した。

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