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「街に光を!」 石巻の水産加工会社、直売店でイルミネーション

子どもたちの人気を集めているイルミネーション

 石巻市吉野町3丁目の水産加工会社「ヤマサコウショウ」で、今年もイルミネーションが始まった。点灯は午後4~10時、来年2月28日まで。

 東日本大震災後、国道398号沿いの会社周辺は電灯が少なく暗かったことに加え、新型コロナウイルスの影響もあって沈滞ムードが漂っていたため、「少しでも街に明るさと、地域住民に希望と光を届けられれば」(佐々木孝寿社長)と昨年から企画した。今年は「街に光を!」を合言葉に、点灯期間を2カ月延長した。

 二つの直売店には、約6万個の発光ダイオード(LED)を取り付け、高さ10メートルのゴールドや白、ピンク、ブルーなどの見事な雪の結晶を浮かび上がらせた。

 クリスマスシーズンに合わせ、クマのサンタをはじめ、水産加工会社ならではの海をイメージした魚群や海藻、イルカなど色鮮やかなデザインも登場。子どもと一緒に写真撮影する保護者や買い物客が相次ぐなど人気を集めている。

 20日は点灯に合わせ、来場者にイワシのつみれ汁や牛タン入りつくね、綿菓子などが無料で振る舞われ、喜ばれた。

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