食とステージで交流 「フィナーレi感謝博」きょう最終日 石巻
東日本大震災から10年間の復興支援に感謝する「i感謝博」のフィナーレイベントが27日、石巻市中央2丁目の市かわまち交流センターなどで始まった。市内の飲食店巡りを楽しむ「ボンバールいしのまき」も合わせて開催され、市中心部は多くの人でにぎわった。28日まで。
一般社団法人石巻観光協会が主催。物販ブースでは、復興支援を契機に交流を深めてきた湯沢市と米沢市、東京都調布市の特産品を販売。焼きたての「みそ焼きたんぽ」や熱々の山形芋煮などが人気を集めた。
地元グループら11組が漫才や合唱などを披露し盛り上げたほか、三重県伊勢市の銘菓「赤福」とかき鍋の無料配布もあり市民や観光客が長い列を作った。
i感謝博は4月にスタート。飲食店でコラボメニューを提供したり音楽フェスティバルを開催したりと、さまざまなイベントを展開し感謝を形にしてきた。
石巻観光協会の阿部勝浩常務は「新型コロナウイルス禍で制限もあったが、皆さんの力を借りて感謝や石巻の元気を発信できた」と話した。
28日も赤福を250個限定で無料配布、午前10時から整理券を配る。赤福とかき鍋の無料提供は午前11時半から。午後6時ごろから中瀬で打ち上げ花火を行う。
ボンバールには2日間で24店が参加。5枚セットの専用チケットを購入すると、1枚で1店の1ドリンクとフードが楽しめる。当日券(3500円)は観光協会窓口と石巻グランドホテルで購入できる。
連絡先は石巻観光協会0225(93)6448。