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友好交流協定 石巻観光協、調布市観光協と締結 イベント連携や相互支援

横山代表(左)と、調印後にあいさつをする後藤会長

 一般社団法人石巻観光協会は28日、調布市観光協会(東京)と友好交流協定を結んだ。協定書には(1)観光交流や物産に関する情報提供、イベントの連携(2)相互の自治体・住民と連動した交流促進活動(3)災害発生時における相互の支援-の3点を盛り込んだ。

 石巻市かわまち交流センター、調布駅前広場などをオンラインで結んだ友好交流協定締結式には関係者ら約25人が出席。石巻観光協会の後藤宗徳会長と調布市観光協会の原島芳一会長が協定書に調印した。

 調布市観光協会事務局の渡辺直樹さんは「東日本大震災以降、市民有志が復興支援に取り組み、この縁が続いている。協定締結を機に観光振興と相互連携、市民レベルの交流に寄与できるよう、しっかり取り組む」とあいさつした。

 石巻観光協会の後藤会長は「震災で心が折れ、くじけそうになった時、調布市の方々の励ましがあったからこそ、ここまでたどり着けた。市民、行政の末永い交流と関係人口の構築に力を入れていきたい」と述べた。

 震災後、調布市の市民有志によるプロジェクト(横山泰治代表)が設立され、石ノ森萬画館のグッズ販売など復興支援に注力した。石巻観光協会は2012~19年、調布市商工まつりに出店している。

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