在京東松島会、友人誘い古里ツアー楽しむ 産業祭に合わせ開催
東松島市出身の首都圏在住者でつくる「在京東松島会」は11月20、21の両日、古里を訪れるバスツアーを開催した。
新型コロナウイルスの感染拡大で、帰省や会員同士の交流が難しい日々が続いていたが、21日にあった第1回東松島市産業祭に合わせて親睦を深めようと企画。会員が友人らを誘い35人が参加した。
20日は野蒜地区の東日本大震災復興祈念公園で犠牲者を追悼。赤井地区の東松庵で開いた交流会では、出迎えた市民と旧交を温めた。21日には産業祭を訪れ、蒸しがきなど地元の味覚を味わい、にぎわいを楽しんだ。
参加者の中にはこれまで東松島市にゆかりのない首都圏在住者も多く、会員が古里の魅力を紹介していた。
佐々木静会長(71)は「古里のファンを増やし、交流人口を増やすきっかけになれば幸い。若い会員を増やして来年もツアーをしたい」と語った。