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群馬の高校生、修学旅行で石巻訪問 SDGsや復興に理解

リサイクルの仕組みを学ぶ太田高の生徒ら

 群馬県太田市の市立太田高(生徒805人)の2年生258人が11月17日、修学旅行で石巻市を訪れた。7クラスが国連の持続可能な開発目標を進める「SDGs未来都市」と東日本大震災を学ぶグループに分かれ、復興が進む被災地の現状について理解を深めた。

 SDGsを学ぶグループは、「いしのまきSDGsパートナー」に登録されている斎武商店(石巻市三河町)を訪問した。同社が実践している金属や紙といったリサイクルの仕組みについて説明を受け、車がプレスされる様子を間近で見学した。

 石巻魚市場の研修室では、高齢者の移動手段として低速走行の共用電動カートを使う「グリーンスローモビリティー」やコミュニケーション・ロボット「ATOM(アトム)」についても学び、真剣な表情でメモを取っていた。

 井上駿さん(17)は「市と企業が連携し、街を挙げてSDGsに取り組んでいることがすごい。普段の生活からリサイクルを意識したい」と話した。

 震災を学ぶグループは石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園での植樹体験や園内にある「みやぎ東日本大震災津波伝承館」で講話を聞くなどした。

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