師走点描 山頂清掃(東松島市・大高森)
<草を刈り、御来光待つ>
東松島市宮戸の景勝地・大高森からの初日の出を拝みに訪れる人たちのためにと、宮戸を拠点に活動する住民組織「奥松島観光ボランティアの会」は5日、山頂周辺の草刈りに汗を流した。
会員をはじめ、地域おこし協力隊のメンバーら21人が参加し、電動草刈り機やレーキを使って進路の妨げになる草や枝を刈り払った。今年は山頂の他、宮城オルレ奥松島コース周辺の落ち葉も集め、訪れた人が滑らないようにと気を配った。
地元には元日に子どもたちが大高森に登って初日の出を拝む慣習が残る。登り切った達成感に包まれながら見る御来光は格別という。
同会事務局の木島新一さん(71)は「以前ほどではないが、かつての子どもたちが受験を控えた子どもを連れて来てくれています」と話した。
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