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若手や学生、教師力の向上目指す 石巻でセミナー 指導力が信頼関係に

出席者の話し合いに耳を傾ける木村塾長(中央奥)

 石巻専修大の教師力向上セミナー「第8回いしのまき教師塾」が3日、同大で開かれた。人間力育成講座「耕人塾」の木村民男塾長(元石巻専修大人間学部教授)が「これからの教師の役割」をテーマに講話と話題を提供し、目指す教師像を探った。

 県東部教育事務所管内の小中学校に勤務している5年目までの教員や講師、教員を目指す学生ら約30人が出席した。

 木村塾長は「教師に求められる力(資質・能力)について考えてください」と出席者に問い、黒板に書かせた。

 最も多かった「信頼」について自らの体験談を交え、「若い頃、先輩から良い授業をする教員は部活動でも学級づくりでもなんでもこなすと言われた」と述べ、指導力が信頼関係につながることを示した。キーワードとして「ほう(報告)れん(連絡)そう(相談)」に「にん(確認)じん(迅速)」を加えた。

 現職の中学校教諭は「いろいろなことを吸収することができた。子どもたちのためにこれからも学び続け、良い教員でありたい」と抱負を述べた。

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