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困窮家庭に市民の善意 東松島市役所でフードドライブ

米30キロ詰め2袋などをはじめ、多くの善意が寄贈された

 東松島市社会福祉協議会(阿部英一会長)は10日、家庭や職場で余った食品を回収、生活困窮家庭などに寄付するフードドライブを東松島市役所で行った。

 市役所でのフードドライブはおととしに始め3回目。市職員をはじめ、市民らが缶詰やインスタントラーメン、スナック菓子、レトルト食品などを持ち寄ったほか、米30キロ詰め2袋を寄贈した市民もいた。ウエットティッシュなど食品ではない物も善意の寄贈として受け取った。

 家庭などで死蔵されていたり、賞味期限が近づいた災害備蓄用食品などを確保するフードバンク事業と、回収するフードドライブについては、ここ1年ほどで理解が進んだ。

 市くらし安心サポートセンターでは「児童生徒が給食のない冬休みに入る年末年始、食料の確保に苦労している家庭は決して少なくない。誰にでもできる歳末助け合いとして、協力をお願いしたい」と話す。

 市社協は事務所玄関に平日午前9時から午後4時半まで常設している。年末年始は29日から2022年1月3日までは休み。

 回収ボックスで受け付けるのは、米や小麦粉、菓子、調味料、缶詰、レトルト食品などで(1)賞味期限1カ月以上(2)常温保存可能(3)未開封の物。アルコール類や野菜、冷蔵や冷凍が必要な食品は別途相談に応じる。

 連絡先は0225(98)6925。

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