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年末年始も労災防止に一丸 県トラック協石巻、県建設業協石巻

労働災害防止への意識を高めた県トラック協会石巻支部・総決起大会
年末年始の安全作業を誓う県建設業協会石巻支部会員ら

<凍結・積雪時の事故減目指す>

 県トラック協会石巻支部は15日、石巻市重吉町の同支部研修室で労働災害ゼロ運動総決起大会と講習会を開いた。年末年始は業務繁忙や凍結・積雪のため事故が増加傾向にあり、一丸となって労災防止を目指すことを確認した。

 2022年1月末まで半年にわたり展開している労災ゼロ運動の一環で、加盟する約60社が参加した。斎藤匡支部長は「労働災害防止、安全衛生に対する意識と取り組みを再認識し、職場の隅々まで根付かせる契機にしてほしい」とあいさつした。

 石巻労基署の細矢史明副署長が「労働災害防止対策」と題して講演し、運送業の労災発生状況や荷物の積み降ろし作業時の注意点などを説明した。

 快適な職場環境づくりの推進や運転者の健康に起因した交通事故防止の徹底などを盛り込んだ大会宣言を採択して閉会した。


<安全最優先の徹底など誓う>

 県建設業協会石巻支部は3日、石巻市の石巻グランドホテルで年末年始労働災害防止大会を開いた。会員約60人が安全講話や「安全の誓い」発表などを通し、労災ゼロを誓った。

 若生保彦支部長は「年末年始の慌ただしい時期に安全管理の徹底を図り、無災害を実現してほしい」と話した。

 講話では、建設業労働災害防止協会県支部専務理事の斎藤俊一さんが、最近発生した典型的な災害事例からの教訓などを話した。災害を防ぐ要点として「丁寧な安全確認」「作業員のメンタルヘルス管理」「責任者による現場パトロールの徹底」を挙げた。

 最後に木村工業の小野寺幸男さんが「会員事業所が心を一つとし、安全最優先を徹底し、無事故・無災害で新しい年を迎える」と安全の誓いを読み上げた。

 大会は毎年、協会が定める建設業年末年始労働災害防止強調期間(1日~来年1月15日)に開いている。

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